尿素噴射システム

尿素噴射システム

世界中で排気ガス規制の強化が進み、エンジン制御だけでは窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)、燃費のバランスをとることが難しく、尿素SCRシステムは必須アイテムとなりました。
ACRは長年培ったエンジン技術及び排ガス処理技術をもとに開発した尿素SCRシステムをご提供し、大気改善やCO2削減に貢献いたします。

新開発!エアーレス式尿素噴射システム

独自の尿素噴射ノズル構造により噴射粒径の最小化と均一化を実現し、 より高いNOx浄化を可能としました。
尿素ポンプは独自の制御機構により高い応答性と低流量域から高流量域まで安定した噴射性能を有しています。
噴射ノズルは内製化のため適応車種、用途に応じた最適な噴射ノズルを提供します。

写真:噴霧状態

写真:尿素噴射システム

NOx低減メカニズム

ディーゼルエンジンの排気ガス中に還元剤(尿素水)を噴射し、排気ガスに含まれる NOx(窒素酸化物)をN2(窒素)、H2O(水)などに変換し無害化する装置です。ACRでは尿素SCRシステム+SCR触媒のセット。 また、尿素SCRシステム単体でもご提供いたします。

イラスト:NOx低減メカニズム

イラスト:NOx低減メカニズム

ACRエアーレス尿素噴射システムの基本仕様

項目 仕様
尿素水噴射量 Max.150ml/min @700kPa
噴射粒径 <75μm (最小粒径30μmまで製作可能)
噴射角度 40~60°
加熱方式 エンジンクーラント循環
ポンプの使用環境温度 -30~70℃
電源電圧 24V
通信インタフェース CAN
制御方式 PWM
寸法(L × W × H) 尿素ポンプユニット(170 × 170 × 100㎜)
尿素ポンプから噴射ノズルまでの長さ <10m
適応車種 小型ディーゼルエンジン / 中・大型ディーゼルエンジン
使用寿命(目安) 尿素ポンプユニット 30,000hr
噴射ノズル 24,000hr

▲ 上記の表はスクロールして内容をご確認いただけます。

ディーゼル車後処理装置例

ACRでは尿素噴射システムに加え、酸化触媒、DPF、SCR、AMOXなどの各種触媒もご提供いたします。

イラスト:最新ディーゼル車後処理装置

各種SCR触媒の特性

バナジウム系SCR 銅系SCR 鉄系SCR 銅鉄系SCR
活性物質 V2O2 Cu-Zeolite Fe-Zeolite Cu,Fe-Zeolite
低温活性
耐熱性
対硫黄

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